学生時代、何もやり遂げなかった人が就職できた話
完全に留年の気持ちだったにもかかわらず卒業が決まり、3月も中旬に差し掛かりました。入社ヤダヤダの気持ちと戦っています。
丁度一年前には就職活動をしてたんだなってぼんやり思い出してました。
ということで、後輩や転職するかもしれない未来の自分のために就職活動について少し書きます。
だいたい3月中旬となると例外を除き、エントリーが始まり、ES書くことに奔走してる時期ですね。
にもかかわらず、したい仕事が見つからなかったり、就活に関して「なんとかなる」とぼんやり頭に浮かんで気合が入らない。 そんな時期な気がします。
実際どうにかなります。
目次
- 考え方について
- 劣等感について
- 自己分析について
- 企業研究について
- エントリーシートについて
- 面接について
考え方について
就職活動は、最高に楽しいです。イメージ的には恋愛シミュレーションゲームぐらいに考えておきましょう。
どうもはじめましてって人に好きなだけ自分の話して評価されたら 仕事をゲットできるって
完全にナンパやんけ
人生決まる分岐点とは言え、もうこの時点で完全にギャグです。
また人気企業なんかは沢山エントリーシートがきてモテモテですよね。 より良い人の告白を受け入れるはずですよね。
それに関しても恋愛と違って、割と内定はたくさん出します。数百人の中から1人を選ぶわけじゃないです。期待採用なので良いなと思う人を厳選して内定を何人かに出します。
いわば愛人ですね。
企業は恋人を作りたいというよりは、それぞれの良さを持った愛人を探しています。 かなりハードル下がりますね。
劣等感について
説明会でやたらめったら質問したりしてるデキそうなキラキラした就活生に劣等感を持ちがちだったりしますよね?
大学時代特に頑張ったこともなく、自分の取り柄もわからないまま就職活動が始まり、「こんな自分がこの人に敵うはずがない」など考えたりしてませんか?
大学で大それたことをしてきた人なんて全体の2割程度、そのしてきたことを饒舌に話せる人はその1割程度だと考えましょう。同じ年数生きてきて20年そこらで差は出ないでしょ。
ということでこの劣等感は解決。
自己分析について
よく自己分析が大事て言われるけど、自己分析しても特に何もわからなかった。 自己分析すらも嘘を書いてるような気がする。となりがちです。
それで良いと思います(投げやり)
自己分析して相性のいい仕事や企業なんてわかる人は多くないです。 そもそもに常に自己分析して生きてる人、客観視して生きてる人しか夢やしたいことが明確にならないと考えます。
じゃあなぜ自己分析が大事なのか?
面接のときに不意の質問や投げかけに対して鉄壁の嘘を突き通せるからです。
就活は嘘のつきあいです。自己分析のときに自分のキャラ設定を明確にすることでより強固な嘘をつけます。 ちなみにこんな感じで自分の人生を書き出してみるとわかりやすいです。
企業研究について
これに関してもはじめは何すればいいかわかりませんよね。
企業研究にあたってやる順序は
- 業界の把握
- 企業の特色の把握
- 同業他社の比較
です。
ホームページのIR情報だけでは分からないことが多いので、日経新聞や東洋経済新聞を読むとわかりやすいです。 お金かけるのが嫌なら、大学図書館のデータベースを利用すると良いです。
タイミング的には説明会が1度きりの場合は、その説明会に臨む前にすることをオススメします。 何回か説明会があったのちに本説明会がある場合は本説明会の前にしておきましょう。
エントリーシートについて
絶賛エントリーシートを書き散らかす時期ですね。
書き散らかしましょう。
一番最初は、文を埋めることに必死になりがちです。
秒速で落とされるのでやめておきましょう。
確かに、何書けばいいかどう書けば人より魅力的になるかは難しいです。
しかし、このエントリーシートは最後まで面接官、企業の手元に置いてあり、これを参考に面接を行います。つまり就職活動の鍵を握っています。
やりがちなのは、
- 自己アピールでエピソード多すぎマン
- 志望理由支離滅裂マン
- フリースペース書くことわからないマン
ですね。
自己アピールは、
- エピソードを書き殴る
- 伝えたい性質を書き殴る
- エピソードと性質を結びつける
の順序がオススメです。また、1.と2.を入れ替えながら書き殴ると良いです。
書く形式は、だいたい
私は〜〜な人間である。(が強みである)
なぜなら〜〜(エピソード)だからである
が多い。 2.から書き殴ることをトップダウン、1.から書き殴ることをボトムアップと言います。 トップダウンとボトムアップを繰り返しながら最強の自己PRを完成させよう。
志望理由は、一番難所だと思います。
無難なのは前述した自己PRにおける強みや性質と御社の強みや性質を紐付けるとポイントが高いです。また、入社後の明確なプランは絶対必要です。
この段階で、自己分析、企業研究の成果が大きく出始めます。
参考程度に僕が使っていたテンプレート載せておきます。
私は、〜をしたい。〜〜(エピソード)といった経験を経てこう考えるようになった。
御社の強みは〜〜であり、私の強みである〜〜を存分に発揮できる。
何年後には〜のプロジェクトに関わり私の夢を実現したい。
3.については気持ちは最強にわかります。フリースペースだけめちゃくちゃに枠が大きかったり、線さえもなかったりしますよね。
フリースペースはフリースペースなので、好き放題書き殴りましょう
線がない場合は、お絵描きでもしてみましょう。 さっきの自己PRと志望理由をわかりやすく漫画にしてみたり、色ペンを使い散らかしてギャルみたいな絵面であいうえお作文作ったりしてみましょう。
大学生しているならパワーポイントの一つ二つは作ったことがあるはずですし、プレゼンのテストだと思って自分を表現しましょう。
自己PRと志望理由を無難に書き終えてしまった人は、このフリースペースこそが独自性を出す唯一の場所になります。
最後に、エントリーシートは初めの1枚は頭抱えたり、放棄したりして時間がかかりがちです。 初めの1枚を仕上げる前にノートにトップダウンとボトムアップを繰り返し、1枚完成させましょう。
その1枚をベースに志望理由とフリースペースを企業の特色に合わせて変えて提出すると楽です。自己PRは固定でいいんじゃないかなと僕は思います(小並)
面接について
最後の鬼門がここですよね。 会社によっては3回から5回あったりして、どんどん緊張度合いが増します。
これについてはメンタリズムと僕の使った技を公開します。
礼儀より姿勢
育ちの良さは礼儀に出ます。オーラは姿勢に出ます。
普通に考えて企業は育ちの良さは求めていないです。また、入社後の研修でみっちりしごかれるはずなのでそこまで礼儀に注視しないです。
しかし、姿勢は大事です。 胸を張って態度は死ぬほどデカく挑みましょう。
企業は、フレッシュさや「こいつなんかやってくれそうだな」感を大事にしがちです(お堅い会社は死ぬほど謙虚でいましょう)
柔らかさや柔軟性
とりあえず笑っておきましょう。 愛想笑いのようなものじゃなく、死ぬほどデカい声で笑い散らかしてやりましょう。
人間、自分の言ったことで爆笑が生まれると基本的に気持ちいいです。 よく笑う人はオフィスにいると雰囲気良くなりますしね。腹抱えて笑うことで柔らかさや柔軟性は表現できます。
プライドを捨ててみよう
うちの彼女は、自己PRをサンシャ◯ン◯崎のパロディで乗り切りました。完全に面白いですけど、プライドが邪魔して控えめサンシャ◯ン
になってしまい見事に滑りました(上手い)
あまりにクオリティが高すぎると入社後のキャラ付けがおかしくなるのでそこは頭に入れておこう。
面接は最後に「何か質問はありますか?」と絶対聞かれます。
まあ当たり前ながらみんなポイント稼ぎに質問します。 これが結構左右するんですよね。
的を得ていない質問だと企業研究不足と見られるし、集団面接なら質問が被ってしまったり、する質問を取られてパニックになります。
「私が将来就きたいプロジェクトについて〜〜ですか?」
これは無難ですね。 きちんと入社意思が見えますし、プランニングもはっきりしてると企業も採用しやすいと思います。
「御社の企業の研究は終わっていますので、もう一度自己PRしていいですか?」
僕は全部これで乗り切りました。 研究が終わってることを示した上で、人より多くPRできます。 二つ目の自己PRは明確な筋道とオチが求められるのでハードルは高いです。
僕が使っていた例です。
私の強みはしぶとさです。〜〜(エピソード)があります。 また、志望している御社の営業職の特徴は〜〜で、しぶとさが求められます。ピッタリですね。(明確な筋道)
また、しぶとさが売りなのでこの面接落ちても来年死神のように舞い戻ってきます(オチ)
完全にお笑い的なヘボさ丸出しですけど、営業において大事な饒舌感は伝わります。役員はおっさんなのでこれぐらい分かりやすい方がウケたりします。
「初めての面接で緊張したんですけど、チャームポイントである笑いジワは見えました?」
初々しさとお茶目さで優しい空気になります。あと、こんな馬鹿な質問する人はいないらしいので面接通過率高かったです。
「営業職志望なので自分を売りに来ました。買ってくれませんか?」
これは開幕の自己紹介でかましてましたが、ハッハッハと流されました。
とりあえず一番大事なのは面接を楽しむことです。
下手したら一生会わない人になるかもしれないし、もしかしたら上司になるかもしれないし、もっともしかしたら友達になるかもしれません。
面接中の緊張をほぐす為に趣味を聞いてくれたりしますが、食いつきが良かったらご飯にでも誘ってみましょう。 友達になれるかもしれません。
「誰よりも笑いを取ってやろう」
「落ちたら見る目ないな」
この2つの考え方のおかげか、凹むこともそこまでなく楽しい就活を終えることができました。
まとめ
完全に自己啓発本みたいな感じになりました。 就職活動は十人十色なので参考程度になったら嬉しいです。
冒頭で「実際どうにかなる」と書いたけど、何もしなかったら無事フリーターですおめでとうございます。
冗談抜きで色んな出会いや知らない土地での思い出が出来て楽しかったです。
戻れるなら一年前に戻って就職活動したいぐらいです。
何でって?
就職したくないからだよ